第二種電気工事士試験(筆記) 合格体験記
令和3年度 第二種電気工事士 下期筆記試験に無事合格したので、そのときの勉強時間や勉強方法を記録しておきます。みなさんの参考になれば。
受験のきっかけ
漢字検定同様、会社の同僚に誘われて受験することになりました。
DIYにも役立ちそうだし、持っててもいいなーと。
勉強前のレベル
電流・電圧とか何のことか全くわからない状態からのスタートです。
試験受かった今でも正直よく理解してません、、、
勉強時間
1日1~2時間x6週間(合計40~50時間程度)
受験料が高いので、なんとか一発で受かるように早めに勉強開始。
といっても最初は試験対策のYoutube動画を観てるだけ(後述)で、ちゃんとノートにまとめたりしたのは直前の1週間のみ。
勉強方法
書籍で使ったのは下記の2冊のみ。
とりあえず評判がよかったので上記2冊を購入。
上のテキストはフルカラーなので、覚えなくてはならない器具や工具の写真が見やすい反面、計算問題の解説が簡素でガチ文系の自分にはちょっとわかりづらかったです。
ただ実際のところ計算問題をすべて捨てても合格点が取れる試験なので、計算問題の解説はあまり重要じゃないのかもしれません。
下の過去問はテキストと連動していて、解説にテキストの何ページを見るよう書かれているので、しっかり調べようと思ったときに便利でした。ただ本の大きさがちょっと小さく、細かい配線図の問題を解くのが億劫だったのでそこは飛ばしました(公式サイトの過去問で補いました)。
テキストよりも遥かにオススメなのが、工具メーカーであるホーザン株式会社の電気工事士試験対策サイト「第二種電工試験の虎」と、電気資格の講習を行っている日本エネルギー管理センターのYoutubeです。
ホーザン株式会社 第二種電工試験の虎(Webサイト)
https://www.hozan.co.jp/corp/pc/020/
日本エネルギー管理センター事務局(Youtube)
https://www.youtube.com/channel/UCMzcJDNESFPvUrfA0ndU0LQ
ホーザンの解説動画が本当にわかりやすく、最初の2週間はひたすら動画を観て、『すい~と合格』のテキストで該当部分を確認してポイントを書き込みするという作業の繰り返し。
電気理論的なことは日本エネルギー管理センターの動画がわかりやすかったので、そちらを観つつ『すい~と』で確認・書き込みという流れで勉強してました。
勉強と言ってもベッドに寝そべりながら iPad で動画を観て、飽きたら寝る、みたいな感じでしたけどね。だいたいこれを1ヶ月くらい続けました。
試験前2週間になってようやく問題集に着手。
ホーザンの動画を飽きるほど観てたので写真鑑別や図記号、電気機器の問題は簡単に解けるけど、その他の問題がほとんど解けなかったので心を入れ替えて勉強することに。
方針としては、
・計算問題はオームの法則と合成抵抗で解けるものだけ解く(1~2問)。
・複線図を書かなきゃ解けない問題は捨てる(複線図の勉強はパス)。
・あとは理屈抜きで解答丸暗記(ここ重要!)。
どうせ本番の試験は過去問の焼き直しなので、理解することをあきらめてひたすら暗記に徹します。
これで最終的に公式サイトの過去問が7割以上コンスタントに解けるようになりました。
試験前1週間はどうしても覚えられない設置工事や漏電遮断機の省略条件、電線の許容電流なんかをノートにまとめて、気が向いたら眺めるようにしていました。
また最後の詰めで公式サイトの過去問を解いてみて、わからないところをホーザンか日本エネルギー管理センターの解説動画をみて確認するようにしていました。
試験当日
池袋の東京電子専門学校が試験会場で、自分の受けた教室は思ったよりオッサン率が高くてちょっと安心。
問題もだいたい見たことあるものだったので確実に解けるところから解いて、わからないところは全部適当にチェック。3回ぐらい指差し確認しながら見直しをして、試験時間終了20分くらい前に退出できました。
当日の夕方にどこかの専門学校が出してる解答速報と自分の答えを見比べて、8割以上点が取れてるのを確認。マークミスさえしていなければ合格間違いなし!ドキドキしながら結果を待つことに。
試験結果
試験日から待つこと1ヶ月くらい、無事に技能試験の受験票が届き、ハガキの下のほうに結果通知書がありました。よかった!
試験勉強をふり返って
気合を入れて1ヶ月半前から準備をはじめましたが2週間を過ぎたころから中だるみをしてきたので、暗記する量を考えると準備は1ヶ月あれば十分な試験だったと思います。わかりやすい動画コンテンツも豊富にあるので、ものすごく勉強のしやすい試験だと思います。この場を借りてホーザンの山内さんと日本エネルギー管理センターの西山さんにお礼を申し上げます。
みなさんの参考になれば幸いです。